2017.05.31
疲れを取る方法~運動2
運動による疲労回復とは
体力、エネルギー産出量が増加する。疲労とは、心身のエネルギー枯渇状態です。
運動はこの身体のエネルギーの総量を増やすことができます。
身体活動に必要なエネルギーのほとんどは、ミトコンドリアが産出するATP(アデノシン三リン酸)によって作りだされます。 言い換えるとミトコンドリアが産出するこのATPがないと、身体活動に必要なエネルギーを得ることはできません。
運動は、このエネルギー(ATP)を作り出すミトコンドリアの総数を増やすことができるため、 より疲れにくい身体を作ることができます。
運動によって平常時の酸素供給量が増加します。これは有酸素運動によって心臓の筋肉(心筋)が発達すること、 平常時の心拍数が減少すること、および毛細血管数が増加するためです。心臓の筋肉発達と心拍数減少により、心臓での酸素消費量が減少するため、 1回の心拍でより多くの酸素を他の器官に供給できるようになります。
また、毛細血管が発達するため、身体の隅々まで酸素を供給することができるようになります。酸素が不足すると各器官は十分に機能できず、またミトコンドリアはエネルギーを作り出すことはできません。酸素不足は疲労の原因であり、より多くの酸素供給によって疲労が回復し、疲れにくい身体を作ります。
成長ホルモンの分泌を促す
運動により筋肉に負荷がかかることで成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは身体の各組織の成長を促し、代謝をコントロールしています。思春期や成長期に特に多く分泌され背が伸び、子供から大人へと身体が成長していきます。大人になっても分泌はされていますが、40歳ごろをピークに急激に減少します。筋肉も、成長ホルモンの働きによりつくられています。運動により成長ホルモンを分泌し、筋肉量が増えるとエネルギーの消費量が増え、代謝が上がり、免疫力もアップします。成長ホルモンの分泌はダメージの修復機能があるので、アンチエイジングにも効果的なのです。
エンドルフィンを産出する
エンドルフィンは痛みの減少、身体の鎮痛剤として機能する以外に、 多幸感をもたらし気分をリラックスさせてくれます。 運動はこのエンドルフィンを産出してくれます。
セロトニンが増加する
セロトニンの減少は無気力ややる気の喪失といった精神疲労に関連し、 うつ病に代表される精神疾患の原因の一つです。 運動はこのセロトニンを増加させ精神疲労を回復する効果があります。
有酸素運動以外に、自動運動や反射運動によってもセロトニンが増加することが明らかになっています。運動が脳内セロトニンを増加させるのは主に2つのメカニズムによると考えられ、 一つは運動によって脳内のセロトニン放出の頻度と速度が増加することと、 もう一つは運動はセロトニンの前駆体である脳内トリプトファンの産出を増加させることによるものです。
いずれにしても疲労回復のためには有酸素運動がおすすめ。
ウォーキングやヨガ・ストレッチや軽めなジョギングなど。
酸素運動では、筋肉に負荷がかかりすぎてさらに疲弊してしまいます。 有酸素運動により、疲労回復・疲れにくい身体作りについてお話ししましたが、身体がひどく疲れている時は、無理に運動せず、まず十分に休息を取りましょう。そして、少しずつ続けられるものから始めましょう。いきなりハードな運動をしてしまうと、肉体的にも、精神的にも苦痛となり、運動するのがおっくうになってしまいます。
運動を続けるために飽きがこないようにさまざまな種類のものに取り組んだり、ヨガやスポーツジムなどのスクールに通うなどの工夫をしてもいいでしょう。
また、通常の疲れや、生理的な疲れは休むことで回復します。しかし、十分に休んでも回復しない場合は何らかの病気や栄養不足などが理由の場合もあります。重大な病気が原因の可能性もありますから、自分で解決使用とせず、相談して下さい。
関城接骨院 町田院
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