今回は、最初にビタミンEからお話しします。

ビタミンEは、抗酸化作用に強く、末梢血管の拡張に関与しているので動脈硬化を防ぎます。

脂溶性ビタミンとしては例外的に欠乏症や過剰症は起こりにくいです。

●ビタミンEの役割

・抗酸化作用

・膜安定化作用

●ビタミンEの欠乏の原因

・未熟児

・吸収障害

・不飽和脂肪酸過剰投与

●ビタミンEの欠乏症状

・溶血性貧血

・未熟児で脂漏性皮膚炎

★ビタミンEを多く含む食品

・アーモンド

・ひまわり油

・かぼちゃなど

次にビタミンB２（リボフラビン）についてお話しします。

ビタミンB２は、酸化還元反応に関わるフラビン酵素の補酵素として働いているので、口内炎や口角炎を防ぎます。

●ビタミンB2の役割

・フラビン酵素の補酵素

（脂質、たんぱく質、糖質の代謝）（呼吸鎖によるエネルギー代謝）

●ビタミンB2の欠乏の原因

・食事性

・吸収障害

・活性化障害（肝障害、甲状腺機能低下など）

・腸内細菌合成抑制（抗菌薬投与など）

・需要量増大

●ビタミンB2の欠乏症状

・口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎

・羞明、流涙、角膜の表在性血管新生

・脂漏性皮膚炎など

★ビタミンB2を多く含む食品

・豚レバー

・イワシなど

次回は、ビタミンKについてお話しします。