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ビタミンの欠乏症と過剰症⑤ビタミンK


今回は、ビタミンKについてお話しします。

 

ビタミンKは、血液凝固因子の生合成やカルシウム代謝に関与していて、体内の腸内細菌叢で生成されます。

欠乏により出血傾向となり、新生児では特に注意が必要です。

 

●ビタミンKの役割

・血液凝固因子の肝臓での生合成

・骨吸収抑制作用

 

●ビタミンKの欠乏の原因

・吸収障害

・活性化障害(肝障害など)

・抗菌薬などによる腸内細菌のビタミンK合成低下

・新生児(腸内細菌叢未熟)

・ビタミンK拮抗物質投与(ワルファリンなど)

 

●ビタミンKの欠乏症状

・出血傾向

・プロトロンビン時間延長

・特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症(頭蓋内出血)

・新生児メレナ(生後1週間以内に起こる消化管出血)

 

ワルファリン投与時にビタミンKを摂取すると、ワルファリンの作用を弱めてしまうので注意する。

新生児は腸内細菌叢が未熟なため、ビタミンKを体内合成できない。

ビタミンKはカルシウム不足時に骨吸収を抑制するため、骨粗鬆症の治療に使用されています。

 

★ビタミンKを多く含む食品

・納豆

・ブロッコリー

・ほうれんそうなど

 

次回は、ビタミンB1(チアミン)についてお話しします。

 

 

有限会社 とわ
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