子宮内膜症とは、本来、子宮内腔にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮内膜様の組織が、子宮以外の場所（卵巣・ダクラス窩・Ｓ状結腸・直腸・仙骨子宮靱帯・腟・外陰部・膀胱・腹壁・へそなど）にできる病気です。

子宮内腔以外の場所に子宮内膜が生育している病気ですから、身体のどこかに子宮内膜が生育している場所があることになります。すると、その場所でも子宮内腔で起こるのと同様に、毎月内膜が増殖と剥離出血を繰り返すことになります。

症状としては軽い腰痛であれば、筋緊張を和らげるストレッチや適度な運動で軽減します。

また、ひどい腰痛（ギックリ腰）などでも横になって安静にする事で痛みはありません。

安静にしていてもズキズキと痛かったり、痛みが増すようであれば内臓疾患を疑います。

さらに、月経時以外でも下腹部痛や月経の際、出血量がとても多くなった、排便時に肛門が痛む、性交時の痛み等の症状では上記疾患の疑いがありますので、早めの専門医での受診をお勧めします。