膝の痛み

膝の痛み詳細

膝の痛み『変形性膝関節症』


 

今回は『変形性膝関節症』について簡単に紹介します。

 

《症状は?》

 

膝関節の違和感やこわばりから始まり、立ちあがりや歩き始め、階段の昇り降りや立ち仕事の後

 

などに痛みが起こますが、休むと痛みが引いていきます。さらに症状が進行していくと関節が腫

 

(いわゆる水が溜まる)、関節の動きが制限されるため膝の曲げ伸ばしを完全にはできなくな

 

り、安静時でも痛みがあったり歩行障害によって日常生活が制限されてしまいます。またО脚や

 

X脚といった変形が進行することがあります。

 

 

《原因は?》

 

発生の原因によって大きく分けられ、一次性と二次性に分類されます。

 

一次性とは、加齢による筋肉の衰えや肥満、無理な動作などが重なり合って膝への負担が増加

 

することにより膝の関節軟骨がすり減っていき、クッションがなくなることで発症します。このように

 

原因が不明確で特定できないものを言います。二次性とは、ケガや病気(リウマチなど)など原

 

因が明確なものを言います。

 

 

《病態は?》

 

膝関節の関節表面の軟骨の弾力がなくなってすり減り、傷つきや半月板の変性、断裂、歩行時

 

の膝への負担などにより、膝関節内に炎症が起きたり、膝関節が変形したりして痛みが生じま

 

す。また、進行するにつれ骨そのものが変形していってしまいます。

 

 

《特徴は?》

 

①罹患数は国内に約700万人で、40歳以上の男女の6割が罹患しているとのデータもありま

 

す。

 

また、どの年代でも女性の方が男性より2倍近く多く、さらに年齢が上がると4倍多くなると

 

言われています。このことからもわかるように年齢が上がると発症しやすいため、中高年

 

の女性に多くみられます。

 

②同じ変形性膝関節症といわれる症状でも、現れ方や進行具合や程度はひとにより異なりま

 

す。また、変形性膝関節症の自覚症状は、症状がどの程度進行しているかをかなり的確に反映

 

します。

 

 

《治療は?》

 

保存療法では、膝への負担を減らすことを目的に運動療法などをしていきます。また、この疾患

 

は生活習慣とのかかわりが強いため、食生活の改善、運動不足解消(ただし、急激には始めな

 

いでください。体がびっくりしてしまうため、運動を始めていくことを体に教えてあげる

 

ような形から始めていきましょう。)などにより、減量をして、膝への負担を減らしてい

 

くことが大切です。

 

 

《最後に》

 

膝が痛いからといって外出を渋り始めている方が近くにいらしたら、まずは何か外に出るための

 

口実を作ってあげて下さい。四季の変化を感じてもらうでもなんでもかまいません。家に閉じこも

 

ったままでいると精神的に参ってしまい、ますます治療から遠ざかってしまいます。

 

また、1人で悩んでいる方がいましたら、話をしにいくつもりでお近くの病院なり接骨院に行ってみ

 

ましょう。

有限会社 とわ
関城接骨院 町田院

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