膝の痛み

膝の痛み詳細

スポーツ外傷、交通外傷 『後十字靭帯損傷』


 

前回紹介したダッシュボード損傷の内のひとつ、『後十字靭帯損傷』について今回はお話します。

 

 

後十字靭帯とは、前十字靭帯と共に膝の中央辺りでクロスするように大腿骨(太ももの骨)と脛骨(膝下の骨)を結び、膝の安定性を保っています。

後十字靭帯は脛骨が後ろに移動しすぎる(動揺する)、内旋(内側に捻る)しすぎるのを防ぐ作用をしています。

 

 

《原因は?》

 

交通事故(交通外傷)の際、ダッシュボード損傷等で起こります。スポーツなどでの接触プレー等でも起こります。

膝関節が曲がった状態で、膝下の骨(脛骨粗面部)に強大な外力が加わると発生します。

関節が必要以上に曲がったり伸ばされたり(過屈曲、過伸展)しても起こることがあります。

 

 

《症状は?》

 

損傷してすぐから、痛みと膝の不安定感が現れます。運動している時や立ち上がる時などに膝の後ろ側に痛みを感じます。

 

 

《治療法は?》

 

受傷直後は安静(R)冷却(I)圧迫(C)挙上(E)RICE処置をします(最近は保護(P)固定(S)を合わせたPRICES処置が主流になってきています)

 

膝関節の不安定性を感じる場合は膝関節屈曲位で副子固定をした上で、なるべく膝関節に荷重をさせないようにしてもらいます。

痛みや動揺性(不安定性)が落ち着いてきたら、副子を取り外し、大腿四頭筋(太もも前の筋肉)やハムストリングス(太もも裏の筋肉)の運動療法を行っていき、元の膝関節の機能に戻していきます。

ただし、リハビリ中や日常生活中に受傷肢位にならないように気を付けてもらいます。

 

不安定性が強く、活動性の高い(アスリート等)方の場合には観血療法(いわゆる手術)が望ましいことがあります。

有限会社 とわ
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