2016.03.20
肩の痛み『肩峰下インピンジメント症候群』
肩峰とは、いわゆる肩の角の部分のことをいい、その下を肩峰下滑液包、一部の腱板(特に棘上筋)が走行します。肩峰下滑液包は肩峰と腱板の間でクッションのような役割をしていて、骨頭の動きをスムーズにしてくれています。
《症状は?》
初期は詰まるような感じや外転時痛から始まり、悪化していくとこわばりや筋力低下、安静時痛(じっとしていても出る痛み)や夜間痛(夜中起きてしまうような痛み)などが現れていきます。
《原因は?》
上腕を外転する時に、上記のような構造のため上腕骨と肩峰の間で腱板や肩峰下滑液包が衝突、挟み込まれやすく、この動作を繰り返していくことで腱板や肩峰下滑液包に微細な損傷が発生していくことで症状が現れ始めます。
また、骨形態には個人差があり、肩峰が元々下方に飛び出るように形成されていたり、加齢により肩峰に変化が起きて骨棘ができたり、周囲の靭帯(烏口肩峰靭帯、円錐靭帯)の変性による肥厚、肩峰骨端癒合不全、関節唇(関節の受け皿を補ってくれている組織)の断裂、スポーツでは野球などでの投球動作、水泳のクロールやバタフライなど、肩を良く使う動作で起こりやすい、などの要因もあります。
《検査法の一部例》
肩を外転(腕を下→横→上の順に挙げる動作)していくとき、約60°以下の時と約120°以上の時では痛みが少ないのですが、約60°から120°の間で痛みが特に強く出ます。この角度の時が最も通り道(烏口肩峰アーチ)が狭くなるため、この角度において痛みが強く出てきます(ペインフルアークサイン(有痛弧))。
また、手のひらを下にして腕を前方に水平に出し、肘を90°内側に曲げます。そこから肘から肩にかけてを一本の棒状の支点にしながら下に向かって回転させていきます。これもまた先ほどと同じく通り道が狭くなるポジションになるため、痛みが現れます(ホーキンステストの最終(第3)ポジション)。
《分類一例》
Neerは病理学的変化により次の3期に分類しています。
第1期(急性炎症期):外傷により棘上筋腱に出血、浮腫が発生。その部位の安静により消退。発生年齢は25歳以下。
第2期(亜急性炎症期):外傷の繰り返しにより腱や滑液包に線維化が発生し、慢性腱炎となる。炎症が消退しても使用するのが過度になってくると再発。好発年齢は25~40歳。保存療法で軽減しない場合、肩峰下滑液包切除、烏口肩峰靭帯切離が適応。
第3期(腱断裂期):棘上筋腱、肩峰下滑液包、烏口肩峰靭帯に元には戻らないような変性が起こり、腱板が断裂。好発年齢は40歳以上。前肩峰形成術、腱板縫合術が適応。
《予防や治療は?》
外転挙上を制限し安静を図ることで軽快していきますが、再び使い続け痛みが再発していくことで腱板の拘縮、筋萎縮による筋力低下などが引き起こされていきます。
ですので、まずは痛みの出る動作を避けること(どうしても肩を動かさないといけない状況の際は脇をしっかりしめたうえで行って下さい)、スポーツをしている方はフォームの見直し・再確認や負荷の調整・軽減等を行ってみて下さい。
気になる痛み、違和感等ありましたら、一度相談にいらしてください。
関城接骨院 町田院
住所 〒194-0023 東京都町田市旭町1-8-4
TEL 042-727-1988
MAIL info@sekishiro.com
診療時間および受付時間
午前診療 8:00~12:00
午後診療 14:30~20:00
水曜日、日曜日は休診です。
祝祭日も水曜日、日曜日以外は通常通り診療しております。
(ゴールデンウィークやお盆休みはありません。)
年末、年始はお休みを頂きますので詳しくはお知らせをごらん下さい。
駐車場 6台分有り
http://on.fb.me/1KjLfMh







