2016.09.29
実は危険、知らないと怖い 『水中毒②《低ナトリウム血症》』
今回は以前お話した水中毒について、『低ナトリウム血症』の部分を掘り下げます。
水中毒とは、水分を過剰に摂取することによる『低ナトリウム血症』の症状が出ている状態をいいます。
過剰に水分を摂取する原因としては激しい運動をした後の水分補給、水を飲むだけのようなダイエット等、多飲症などがあります。また、自閉症や統合失調症の患者にも水中毒に陥ることがあります。この原因については今後掘り下げます。
低ナトリウム血症とは、血清ナトリウム濃度(血液中のナトリウムの濃度)が135mEq/l未満の状態をいいます。通常は135~145mEq/lとされています。
《原因は?》
水の過剰摂取によるもの、何らかの原因によるナトリウムの喪失(身近な例えだと下痢や嘔吐、大量の発汗など)、薬品や何らかの疾患によるバゾプレシンやアンジオテンシンⅡなど利尿・抗利尿関係のホルモンに影響を与えることにより体内の水分量が増える、などがあります。
《症状は?》
進行の速さ、急性・慢性、でも変わってきますが、初めはまず倦怠感、頭痛、吐き気・嘔吐などが現れます。
※血清ナトリウム濃度(mEq/l)・・・症状
130以上・・・一般的には無症状
120~130・・・軽度の虚脱感、疲労感
110~120・・・精神錯乱、頭痛、悪心、食思不振
110以下・・・痙攣(けいれん)、昏睡
《分類》
・水過剰(正常循環血液量性低ナトリウム血症…ホルモンの分泌以上や多飲症など。
・細胞外液不足(欠乏性低ナトリウム血症)…水欠乏よりもナトリウム欠乏が激しい状態。
・細胞外液過剰(希釈性低ナトリウム血症)…ナトリウム過剰よりも水過剰が激しい状態。
・偽性…高脂血症や高血糖などでみられる、脂肪などの増加による見かけ上の水過剰状態。
《治療は?》
軽度の場合…無症状であれば経過観察。
中程度の場合…食塩の摂取。
重症の場合…意識障害を発症している等の場合は、不足しているナトリウムの点滴での補給でナトリウム濃度の回復。補給の速度が速すぎると脳にダメージを与えてしまうので注意(橋中心脱髄症候群)。
原因となる疾患のある場合…心不全、腎不全が原因であれば過剰な体内水分貯留が原因なので水分摂取制限、利尿薬による排出。水中毒の場合も水分摂取制限。甲状腺機能低下症、副腎不全などのホルモン分泌以上の場合、該当するホルモンの補充。薬剤性の場合はその原因となる薬剤の中止。
低ナトリウム血症の診断は内科全般で行われているそうなので、もし気になる方は受診してみるのも一つの手です。
まだまだ暑い日が続いているので水分補充は適度に行いましょう。
関城接骨院 町田院
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